インドネシアへの人々の到達と定住のモデル
2017-04-18
インドネシアへの人々の到達と定住のモデル
Karafet 2010による。
図上の四つは(A)50000-40000年前、(B)旧石器時代の人々の流れ、(C)オーストロネシア系集団が稲作農業を携えて海洋進出していった頃、(D)歴史時代におけるヒンドゥー教の波及(3〜13世紀)、アラビアからイスラム教が波及した時代の人々のインドネシア列島への流入が描かれている。
図(A)では海面レベルー50m、(B)では海面レベルー120mとして、該当する年代の海岸線と陸地を薄いグレーで示している。
図下は、時間軸をとって(A)〜(D)それぞれの集団の波が列島に来た時期を推定している。
図(A)のC-M38、M-P256、S-M230はそれぞれハプログループC2、M、Sを特徴付ける変異名、
図(B)のO-P203、O-M95、O-M122、O-M199はそれぞれハプログループO1a1、O2a1、O3、O1aを特徴付ける変異名、
図(C)のO-M110、O-P201*、O-P203はそれぞれハプログループO1a2、O3a2*、O1a1を特徴付ける変異名、
図(D)のH-M69、L-M20、J-M304、O-M7はそれぞれハプログループH、L、J、O3a2bを特徴付ける変異名である。